山県をおしゃれな街にしたい!/藤岡木工所 藤岡功さん

家具のようなキッチンを追求して


藤岡木工所



スタイリッシュなオフィスの隣にあるF-FURNITURE藤岡木工所の作業場は驚くほど整然と整理され、現場では若い職人さんたちが黙々と作業しています。家具のようなキッチンを追求する為に木目の表情を重視し、木材も世界中から調達しています。家具をつくるときにできる端材もカッティングボードやお皿などに加工し大事に活用しています。

「作業場はまだまだ片付いていません、もっと整理整頓していきたいです」と話すのは社長の藤岡功さん。様々な配慮のひとつひとつが仕事に対する姿勢のように感じました。藤岡木工所さんでは北欧風の家具を製作しているので、一昨年の社員旅行はデンマーク。製作しているスタッフに北欧を知ってもらうには、北欧に実際に行ってもらうことが1番大事だと藤岡さんは考えたからです。



藤岡さんは地元の工業高校を卒業後建設関係でサラリーマンとして数年働き、発注者から各種の土木・建築工事を一式で直接請負い、工事全体のとりまとめを行う経験が出来ました。その後、祖父が創業し父親が経営する現会社に入社しました。尊敬する父の背中を見ながら修行したのですが、下請けだけではやっていけないし、造作家具もつくりましたが価格競争中心で自社が生き残る為に何をすべきか悩み、やはりメーカーとして自立しなければと感じたそうです。そんな藤岡さんは木工所のこれからを考えた結果、オーダーキッチンをつくることからはじめることにしました。時代の変化に合わせなくてはならない難しさ、そんな中大変な苦労をした時期もありましたが、ついてきてくれる社員と一緒に無我夢中で頑張りました。

製造業だからできるイベントを発信


藤岡木工所では6年前業態を変えた時に、たくさんの人に知ってもらうためにイベントを行い、集客することを試みました。製造業が自らイベントを開催し集客をすることは大変珍しいことですが、多くのお客様に来ていただけるようになり、現在も継続してイベントを行っています。



イベントでは例えば端材でカッティングボードを作るワークショップをイベントで開催し、普段家具をつくっているベテランスタッフの指導で楽しくカッティングボード作りを体験できたり、最近では著名な料理研究家といっしょに料理教室を催したりと多種多様な企画です。このような集客イベントを通じて藤岡木工所を知ってもらえたことで、現在では東海地区中心にオーダーキッチン・オーダー家具の製造で多くのお客様からご注文をいただけるようになってきました。オーダーキッチン以外にもオーダーでベッドを製作したこともあり、広い意味でお客様にとって長く続く良きパートナーとなっています。



藤岡さんはイベントを通じてお客様とのつながりを持ちながら、地元山県市のことを深く考えています。山県市には腕のいい職人さんや作家さん達が在住している。それは岐阜県全体にもいえますが、ゲンバ男子という言葉があるように製造業建築業等で作業着姿で働く若い職人たちを大事にしたいし、そういった人達に着目出来るようにしたいといいます。そしていずれは「山県市を元気でおしゃれな街にする」おしゃれな魅力ある街にすることで若い職人さんや作家さんたちが自信をもって山県市で仕事ができると藤岡さんは考えています。

「となりの丘」!?




藤岡さんのこれからの夢は地域の方に貢献したいということ。その想いを実現するために、藤岡木工所のとなりに600坪の敷地を購入しました。「一緒に見てみませんか?本当にとなりなんです」との言葉を受け一緒に外に出ると、そこは川に面した高台の丘で、丘の後ろには緑溢れる木々が茂っている絶好の場所です。つい最近スタッフ全員で植えた芝生が一面に並び、横には中古のコンテナが並んでいました。コンテナはこれからペイントし、木の窓枠をつけたり内装工事をスタッフが中心となって行います。すべて手づくりされているここは地元の交流の場、作家の発表の場、スタッフが使えるイベントスペースとして今年の秋には完成予定です。「これまでこの地で仕事ができたのも地域の方のおかげです。少しずつ恩返しをしていきたい。この場所でみんなが楽しく集え情報発信元となるそれが「となりの丘」なのです。

「となりの丘」で行うイベントの第一弾として秋の感謝祭を企画。藤岡さんの『山県市を元気でおしゃれな街にする』という大きな夢が着実に進んでいっています。
人が好き!スタッフが好き!みんな輝いて欲しい!飾らない藤岡さんの人柄と溢れる人間愛を感じます。そんな藤岡さんの「今年のテーマは愛と夢です。お客様に愛、スタッフに愛、そしてスタッフはお客様に愛を繋いでいくそれが私の夢!」と 笑顔一杯です!
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