山に入ると川の流れと共にあざやかな緑色の苔が目に入ってきます。 上流に進めば進むほどその苔は岩場に広がり多くの姿を現してくれます。土や岩の上に広がる苔はどんな種類でどんな名前なのか・・・そんな探求心も残しつつ、目の前にある苔の色に惹かれていきます。川の流れに寄り添うかのように広がる苔が色鮮やかに育つことのできるきれいな水がうまれる理由がこの地の自然の中にあるのでしょう。 白い雪がかぶってさらに白と深い緑のコントラストが楽しめます。
寒い冬の日。火が燃えさかる音や灯油のかすかな匂い、時折カタカタと音を出すストーブの上のヤカン。室温だけでなく人の五感をやさしくあたためる。
自販機を見かけると、つい、足を止めてしまう。そして、今日は何を飲もうと考えている自分がいる。そんなことありませんか?
夏にはバーベキューや川遊びに興じる人もいる円原川でひときわ大きな河原。そこに降り立つには、朽ちはじめた木の小橋を渡るという小さな冒険が必要です。
緑色のコケとかぶさる白い雪。白と深い緑のコントラストを楽しむのも冬の山県の楽しみです。
目指す場所だけを見て、まっすぐと進む。ただ、そこへ進めばいいだけなのにとふと思う。
懐かしい場所へタイムスリップさせてくれるような風景がここにはある。
居心地のいい場所は、少ない。そして改めて思う。山県は数少ない居心地のいい場所だ。
日陰と日なたのコントラストを見て、少し昔の人々の生活を想像してみます。
山へ行く度に、山へと続く道が、毎回違った表情を見せることに気が付きます。そんな変化を楽しむのもいいですね!