先陣を切る勇気を持つこと
仕事をしていると、よく言われるのが「前例を教えてください」という言葉です。「前例がないから作るんです」と答えますが、その時点で退場を言い渡されることがとても多いです。判例ならばいざ知らず、それ以外の分野では前例がないことこそ、誰の真似でもない素晴らしいことだと思うのですが、そうでもないのが現実です。いわゆる同調圧力ですね。スマホ時代となり、ゲーム実況などが人気コンテンツとして君臨していますが、その大御所たちは、もう何年も前から別のプラットフォームで実況をしていた方が多いそうです。そう、先陣を切ったからこその現在。最初は悪目立ちするかもしれないですが、いつしかそれが馴染んでくる日が来るのです。最近、何度か「前例がない」と言われてしまいました。そんなさなか、山県で紅葉の先陣を切った銀杏を見つけました。かなり目立っていて、周囲の緑の葉からは好奇の目で見られているかのようでした。「なんでみんなやらないのだろう」。そんな思いがくすぶっていたら、それは先陣を切る勇気を出すときなのかもしれません。