山県市には、地名にも「美山」や「北山」など山の字を冠したところが多く、いかに山と共に在るかがわかります。その山間部を流れる円原川や懐かしい雰囲気が漂う山間の集落などを散策するのはとても楽しいですが、真夏でも16時くらいをすぎると、途端に夜の足音が聞こえてきます。まだまだ太陽は高い場所にあるはずなのにどんどん暗くなっていく…。ふと山の方を見上げると、山のてっぺんだけは日射しを存分に浴びているのに、集落は高い山の影になり、かなり早い時間から暗くなってくるのです。
公民館は昭和レトロな存在である。山県市内にはいくつの公民館があるのか、探して歩くことも楽しく感じさせる、そんなどこか懐かしさのある存在。
山県では歩く。自分の中ではそう決めている。
円原の伏流水に近い川辺では、夕暮れの傾いた太陽の光によって、昼間とはまた違った表情を見せてくれます。
懐かしい場所へタイムスリップさせてくれるような風景がここにはある。
庭を眺めながらゆったりと過ごす時間はとても贅沢なもの。味わいたくなる、山県市文化の里 古田紹欽記念館でのひととき。
寒い冬の日。火が燃えさかる音や灯油のかすかな匂い、時折カタカタと音を出すストーブの上のヤカン。室温だけでなく人の五感をやさしくあたためる。
地道なことをしていると投げ出したくなったときは、写真の陰影のことを思い浮かべてみてください。ちょっとだけ根気強くなれるかもしれません。という話。
懐かしい体育館で、昼食後の時間を、それぞれの楽しみ方で過ごしています。
夏にはバーベキューや川遊びに興じる人もいる円原川でひときわ大きな河原。そこに降り立つには、朽ちはじめた木の小橋を渡るという小さな冒険が必要です。
そう、先陣を切ったからこその現在。なぜ人はやらないのだろう・・そう思ったら、それは勇気を出す合図!