遠き山に灯は落ちて

山県市には、地名にも「美山」や「北山」など山の字を冠したところが多く、いかに山と共に在るかがわかります。その山間部を流れる円原川や懐かしい雰囲気が漂う山間の集落などを散策するのはとても楽しいですが、真夏でも16時くらいをすぎると、途端に夜の足音が聞こえてきます。まだまだ太陽は高い場所にあるはずなのにどんどん暗くなっていく…。ふと山の方を見上げると、山のてっぺんだけは日射しを存分に浴びているのに、集落は高い山の影になり、かなり早い時間から暗くなってくるのです。