私的スランプ克服法

スランプは大敵だ。スランプを意識すればするほど、スランプには陥ってっしまう。最近思うのは、陥いるのは仕方なく、陥ってからが大事だということ。とスランプの真っ最中に書いてみる。

スランプである

しばらくスランプがなかったのだが
ひとたびスランプに陥ると
考えがぐるぐるまわって結論にたどりつかない日々が続く

スランプは困る
言うまでもなくスランプは困る

日々のことに追われて
スランプに陥っている部分はどんどん後回しになり
いざ、腹をくくって向き合うと、
悪化した状況とともにスランプの存在感がずしっとのしかかってくる

しかしである
スランプは克服しなければならない

いつもできていたことができないのならば
いっそいつもと違うことをしてみたらどうだろう

僕は道化のようにふるまってみる

人のマウスの裏にポストイットを貼る
とんでもないときにげらげら笑う
誰彼かまわずにおちょくってみる
傍若無人の馬耳東風

ちょっと都会を離れて
頭の上に栗をのせて
自然の中で深呼吸してみるのも一考だ

頭の上の栗を落とすまいと必死な自分
解決しなければいけない問題を放って森にいる自分
風の音、木漏れ日、鳥の声

そんなあまりにもイレギュラーな状態に心が慣れてくると
いま悩んでいることは
実はそんなに深刻じゃないと思えるようになる

大人になると、積み上げた「自分」の外に出ることが難しくなる
しかし、力技で自分を外に連れ出せるのも、大人ならではの特権だ

そう考えると、結構いろんなことが楽になる

さて、スランプに会いに帰ろう

止まない雨はない、はず